INTERVIEW

インタビューVol.8

<OSAKA>Mさま家族の3年目の暮らし

FAMILY

ご夫婦・お子様2人

CATEGORY

マンション
リノベーション

DIRECTOR

Kenta Hioki

DESIGNER

FAMILY ご夫婦・お子様2人
CATEGORY マンション
DIRECTOR Kenta Hioki
DESIGNER

住んでいたマンションの建て替えが急遽決まり、
引っ越しを余儀なくされたMさま家族。
限られた時間の中、ご夫婦が選択したのは中古を買ってリノベーション。
憧れ続けたリノベーション。というよりは迫られて決断したリノベーション。
お引き渡しから3年半が経った今、どんな暮らしをされているのか、
ドタバタだった当時の話も交えながら、今の心境を語っていただきました。

bus

ー リノベーションのきっかけは確か、住まれていたマンションが急になくなってしまうというお話から始まったんですよね?

妻)そうなんです。急に言われて。すぐそこの賃貸マンションに住んでいたんですけど、なくなっちゃうということで。なんの説明もなく通知だけがポストに入ってて、みんな「どうする?」って感じでざわざわしだして。

夫)建て替えるんでいったん出て行ってくださいっていう感じ。期日も決まっていて、引っ越さないといけないのは確実なので、どうする?借りる?買う?みたいなところからいろいろ始まっていきました。

ー そろそろ家がほしいねみたいな話はお二人であったんですか?

妻)ないです。全くなくて。どちらかというと賃貸で住み継いでいこうと思っていたので。もともと地元が九州で、将来どうなるかわからないのに4000万も5000万もかけて家を建てるのもなっていう感じでしたし、買おうってなったのはなんでだっけ…。

夫)Aちゃんじゃない?

妻)そう、Aちゃんの話を聞いて、スクールバスさんのホームページも教えてもらって、そこで初めてリノベーションっていう選択肢を知って、「え、こんなことまでできるの?」「これ、自分たちでいろいろ決められて楽しそうじゃない?」って。それまでは「家を買う=家を建てる」というイメージだったので、そういうのもいいかもってなっていきました。

夫)実は僕もリフォーム会社で働いているんですけど、キッチンとかお風呂とか、設備の入れ替えが中心で。もちろんリノベーションみたいなことも知ってはいましたが、こういうスクールバスさんみたいなスタイルもあるんだっていう感じで。どんどんそっちの方向に傾いていきましたね。


※「Aちゃん」は、3年目の暮らしインタビューのVol.1にご登場いただいたTさま家族のご主人のお姉さん。Mさんとは昔からの友人で、弟さん家族の話をMさんにされたことがMさん家族がリノベーションを決意するきっかけになりました。

bus

ー スクールバス以外の会社も検討されたりしたのでしょうか?

妻)スクルーバスさんともう1社だけ資料請求した会社がありました。私が勤めている会社の社長がその会社でリノベーションをされてて、いい感じにしてくれるということだったので念のために相談しておこうという話だったんですけど、ね。

夫)結局そこには相談せずにスクールバスさんに決めました。

妻)なんかもう、日置さんが上手に話を進めてくれたから。

夫)僕ら割とゆったり考えてたんですけど、日置さんが結構時間が限られているとか、思っている以上に決めなきゃいけないことがたくさんあるとか、最初の段階からお尻を叩いてくれて。

妻)引っ張っていってくれる系で(笑)。マンションを出る期日まで半年くらい?もうちょっとあったのかな。逆算するとああでこうでってスケジュールを組んでくれて、いったん賃貸に移ってとかも考えていなかったので、じゃあちょっと本気で間に合わせなきゃみたいな。

夫)日置さんと話してやっと火が点いて、お任せしてやっていこうっていう感じになりましたね。

ー 日置さんの第一印象なんかも聞かせてください。

妻)最初はそうですね。不動産のパリッとした感じをイメージしてたから全然違ってましたね。お店の雰囲気なんかもすごく素敵で。

夫)確かに。おしゃれな感じで最初ちょっとびびったよなぁ。でも、めちゃくちゃ話しやすくて。すぐこの人に任せようって。

妻)平面図を見てもらって、現地に来てもらって、そこでなんか一気に現実味が増してきて。で、次行った時にいい感じの絵を見せてもらって。あ、なんかできそうってなって。そのままどんどん突き進んでいった感じです。

夫)期限が決まってたのが逆に良かったのかもしれないですね。「この日までにショールームに行ってキッチンを選んでおいてください」とか「この日までに電気関係のことは決めてください」とか、大変でしたけど、心地いいテンポで、すごくやりやすかったですね。

ー こんな感じの空間にしたいというのはある程度決まっていたのでしょうか?

妻)それが全然なくて(笑)。めっちゃ日置さんを困らせてましたね。「ブレブレやん」って。行くたびに違うこと言って。もともとインテリアが大好きとかでもなかったですし、こんな感じにしたい!っていう強い思いがあってとかでもなかったので、とにかくブレにブレました。ブレタさんってあだ名で呼ばれてたくらい(笑)。
なので、勉強じゃないですけど、スクールバスさんのところに通いながらいろいろと学んでいった感じです。なんかその当時は、洋服屋さんに言っても床とか壁ばっかり見ちゃって。あれもかわいいし、これもかわいいし、でも全部やりたいって言ったら「そんなに混ぜたら大変なことになりますよ」って日置さんに制されるし。ほんとブレブレでした。

bus

ー いろいろお勉強される中で、「これはやりたい!」と、実現されたものはありますか?

妻)この床とかですかねぇ。コンクリートの天井もやりたかったけど、剥がしてみたらちょっと難しいってなって…。

夫)キッチンは?結構こだわったてたよね。最初はブレブレだったけど。

妻)確かに最初のほうに決めたから結構迷いましたね。もっと部屋が広かったらステンレスとかもやってみたかったんですけど、構造上キッチンの広さが変えられないということで、既製品の中から選んだのですが、よくある感じにすると生活感が出過ぎて嫌だなぁとか、木製のキッチンもかわいいと思ったんですけど、結構重くなりそうだなぁとか、迷いに迷ってこのタカラスタンダードのレトロな感じのものに。割と最初のほうに一目惚れしたキッチンで、一周回ってっていう感じですね。

ー 間取りもすごく特徴的ですが、いろいろ変わって今の形になったんですか?

夫)いえ、最初に出してもらったプランからそんなに変わってないと思います。壁式工法のマンションなので、そもそも大きく間取りを変えられないというのもありましたし、ただ洗面だけ、どこに配置するか問題があって二転三転したよね。あっち行ってこっち行ってまた戻ってきて。

妻)洗濯機を出すか出さないかみたいなのもなかった?最初は中に入ってて。お風呂のところにあったのかな。で、洗濯機のところに洗面を作るかみたいな。この扉なんかもギリギリで変わったんじゃなかったっけ?

ー このラグを敷いた土間を渡って個室に向かう仕様も最初から?

夫)最初からでした。これは僕たちでは思いつかないですよね。玄関が広く感じますし、 意外と土間でプライベートなエリアがきっちり分かれている感じも便利で、コロナ禍の時なんかも健康組とコロナ組でちゃんと分かれて生活できたり。

妻)ご飯をドアの前に置いてサッと戻って来たり、こっちから紙飛行機を飛ばして「はやく元気になれー」って。

夫)前のマンションだったらまたちょっと違う感じだったかもしれないですね。

妻)気分的にも。息が詰まりそうになっていたかもしれません。

ー 普段の生活はいかがですか?お料理とかお洗濯はしやすいですか?

妻)料理はもちろんしやすいですし、洗濯もスムーズ。収納なんかもめちゃくちゃ多いわけではないですが、個室の前のスペースがすごく便利で。逆にここに収まるくらいにしないといけないなっていう意識で生活しています。

夫)そういう意味では、モノを吟味して買うようになったかもしれないですね。衝動買いとかしなくなった。ここに来てから、家具とか、ちゃんといいものを置きたいというか、家に合うものをしっかり選んで購入したいという気持ちが芽生えてきて。なんかこう意識が変わってきたなというのは感じています。

妻)こういうグリーンなんかもそうですが、気に入ったものをちょっとずつ増やしていけたらなっていう感じになりました。

bus

ー 他にも何かリノベーションを経て変わったことはありますか?

妻)近くにインテリアのお店があって、ここに引っ越してきてから、お手伝いというか、そこに働きに行くようになったんです。たぶんそんなのもなんか、家具とか空間とかに興味がでてきたからなのかなと思ったりしていて。ヴィンテージな家具が並んでたり、レトロな雑貨が置いてあったり、ちょっとポップな感じのものなんかもあったり。週一とか週二だけですけど、店番をしたり、ちょっと動画撮影とか編集とかのお手伝いなんかをして。そうですね、リノベーションを経験してなかったらやってなかったかもしれませんね。

夫)出てくる料理とかも変わったよね。

妻)変わった?

夫)うん、変わった変わった。

妻)リノベーションと直接関係があるかわからないですけど、今年から近所に小さい畑を借りて自分で耕してるんです。全然広くはないんですけど、歩いて行けるところで。自分が植えたいものだけ植えて、今、試行錯誤してやってるんです。

夫)特に妻は、家が新しくなって気持ちに余裕ができたのか、いろいろやりたいことが出てきているみたいで、趣味の幅は広がってるよね。

妻)家が新しくなったのもあるし、子どもが大きくなったのもあるし、いろいろ重なって、今なんでもやってみたいという気持ちにはなっていますね。

夫)なんか価値観が変わったんだろうなというのは見ていて感じます。

ー 家にお友達を呼んだりもされるんですか?

妻)いえ、そんなには。私がすぐ外に出掛けたくなっちゃうタイプなので、友達と会うのも外が多いですね。スクールバスさんのカフェもよく行きますよ。神戸に遊びに行ったらフラッと寄って。この前友達と神戸に買い物に行って、その友達はさっき話したAちゃんなんですけど、帰りに神戸店でお茶してたら偶然日置さんが現場から帰ってきて。疲れてるのにそのまま1時間くらい客席で喋って付き合ってくれて、またねーって。

夫)北浜のお店も行ったし、京都のホテルの1階のところも行ったし、あと、中目黒店も行ったしね

妻)今は辞めちゃったんですけど、ここを担当してくれた大好きなデザイナーさんがいて、私は「推し」って呼んでるんですけど(笑)彼女が当時、中目黒店にいて。東京に家族旅行に行くってなった時、せっかくだから推しに会いに行こう!って。行きますーって連絡して行ったよね。

夫)堺店も行ったし、行ってないのは福岡店くらいか。

ー 3年以上経った今も関係が続いているんですね。

妻)頻繁に連絡を取り合ってというのでもないですけど、なんか近くまで行ったらお店に寄ってみたり、偶然会えれば話し込んだり。インスタとかでも繋がってるので、ストーリーがあがってたらDMしてみたり、終わってからもなんか気になる存在ですよね。でもそういうのも楽しいです。

bus

ー 改めて、リノベーションをされて良かったですか?

妻)良かったです。止むに止まれぬ事情ではじまったリノベーションでしたが、いろんな人と繋がれて、価値観も広がって、この家でコロナも乗り越えましたし、いろんなことに興味が湧いて、すごく前向きに暮らせていますね。

夫)コロナもそうですけど、当時よりキッチンもお風呂も住宅設備の価格がかなり上がっていますし、中古物件自体も値上がりしてますから、タイミング的にもすごく良かったのかなと思っています。

ー ちゃんと聞けてなかったのですが、どうでしょう?ご主人もリノベーションを経て何か変わりましたか?

夫)そうですねぇ。僕はあんまり変わらないタイプなんですけど…。

妻)ブレないよね。何かに影響されないタイプ。

夫)でもなんか、料理の味がちょっと変わったなとか、置いてある小物がいつもと違うなとか、別に言わないですけど、思うことは結構あって。妻が暮らしを楽しんでいるのは感じているので、楽しかったらそれが一番いいなと。なので、リノベーションしてほんとに良かったと思っているんです。自慢の家になりました。

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INTERVIEWER:松本直丈
ノウル株式会社・コピーライター。建築・インテリア関連の取材・執筆多数。現在、自宅マンションのリノベーションを検討中。

   
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