築20年、3LDKの間取りを、2LDK+WICへとフルリノベーション。目指したのは、ドラマ『マーダーズ・イン・ビルディング』に登場する住まいのように、さまざまな色や素材を取り入れながらも、落ち着きのある空間。既存の間取りを生かしながら、素材や色使い、ディテールにこだわり、住まい全体の印象を一新しました。
リビングは、お気に入りの家具や照明をゆったりと楽しめる、広さのある空間へ。寝室との間仕切り壁にはガラスブロックをスリット状に取り入れ、空間のアクセントにするとともに、暗くなりがちな寝室へやわらかな光を届ける役割も込められています。キッチンは壁付けに変更。パイプスペースと造作カウンターにはカラータイルをあしらい、ユニークな印象に。2箇所に同じタイルを取り入れることで、デザインに統一感を持たせています。床にはヘキサゴンタイルとモザイクボーダーを組み合わせ、足元までこだわりを。家電類はR開口のパントリーにまとめ、デザイン性と生活感を抑える工夫を両立しています。
玄関は、モールディングを施した壁とアクセントカラーを取り入れたニッチが印象的な空間。「ただ通り抜けるだけの場所」ではなく、インテリアのレイアウトを存分に楽しみながら、住まいの世界観を感じられるよう、内装のディテールまでこだわりました。一方、寝室はLDKとはまた違う落ち着きのある雰囲気に。壁一面に施したリブ材が、凹凸のある表情と温かみを添えています。玄関〜WIC〜寝室へとつながる動線を計画し、外出時も帰宅時もスムーズに動けるレイアウトに仕上げました。水回りは、水栓やミラー・照明の組み合わせにこだわり、ホテルライクな雰囲気を演出。洗面には造作ボウルを採用し、天板までタイルで仕上げることで、ボウルとカウンターに一体感を持たせました。
色や素材、ディテールをひとつずつ選びながら、クラシカルな趣と自分たちらしい遊び心を重ねた住まい。日々の暮らしのなかで、お気に入りのインテリアを楽しめる空間が完成しました。