大阪で中古住宅の購入やリノベーションを検討中の方必見!耐用年数って知ってますか?

2019/12/22(sun)

みなさん、「耐用年数」という言葉を耳にしたことはありますか?
特に中古住宅の購入やリノベーションを検討している方は、この言葉の意味を理解しておいて損はありません。
今回は耐用年数という言葉の意味を説明したあと、耐用年数に関して間違えやすいポイントを説明します。

 

□そもそも耐用年数って何?

耐用年数とは簡単に言うと、対象の建物があと何年使用できるかを表すものです。
耐用年数にはいくつか種類がありますが、今回はその中でも最も代表的な「法定耐用年数」について詳しく説明します。
法定耐用年数は、新築の建物に対して国が定めた固定資産が使用できる年数と考えればわかりやすいでしょう。
建物の価値は建築後の年数次第で、どんどん下がっていきます。
不動産売買の工程で、その建物にいったいどれほどの価値を付けるのか判定する際、この法定耐用年数が基準になるのです。
これはあくまでも新築の建物に対する基準なので、中古住宅の場合は購入時点での使用可能期間などを見積もり、もう一度耐用年数を算出し直します。
法定耐用年数というのは建物のタイプによってその年数が異なります。
中古住宅の購入の場合、耐用年数の計算方法は大変複雑なので、詳しく知りたい方は一度調べてみることをおすすめします。

 

□耐用年数=建物の寿命だと考えていいの?

結論から言うと、この考え方は大きな間違いです。
例えば、マンション(鉄筋コンクリート造)の法定耐用年数は、約47年と定められています。
これは1年ごとに減価償却(価値が下がること)をしていき、最終的に償却(価値がゼロになること)までの期間が約47年だという意味です。
一見、耐用年数を超えると性能が落ち、崩落してしまうのではないかと思うかもしれませんが、実際はそんなことはありません。
つまり、耐用年数=その家の寿命というわけではないのです。

 

□耐用年数が過ぎてしまった家は価値がないの?

耐用年数が過ぎた場合でも、家の価値がなくなるわけではありません。
中古住宅やマンションを購入する場合は、新築時の耐用年数をそのまま引き継ぐのではなく、改めて計算し直します。
もともとの耐用年数に関係なく、中古住宅を購入した場合はそこから新たに耐用年数が発生します。
つまり、残りの耐用年数が少なかったり過ぎていたりしても十分に資産価値があります。
また耐用年数に関係なく、管理が行き届いている建物なら居住も十分可能です。
耐用年数はあくまでも基準の一つとして考えて頂き、実際に建物の下見をしてご自身の目で確認することが大切です。

 

□まとめ

今回は「耐用年数」に関する説明をさせていただきました。
中古住宅購入の際はご自身で物件の状態を確かめるという方法が一番有効です。
しかし、客観的な価値判断基準の一つとして「耐用年数」を頭に入れておいて全く損はありません。
大阪でリノベーションを検討中の方は、当社までお気軽にご連絡ください。

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