リノベーションや中古住宅購入時に受けられる住宅ローン控除って何?

2019/12/10(tue)

今、リノベーションや中古住宅の購入を検討している方にとてもお得な情報を紹介します。
みなさん、「住宅ローン控除」をご存知でしょうか?

住宅ローン控除とは、条件を満たせば約10年の間、返済費用の一部が控除される制度です。
今回はこの「住宅ローン控除」について、その詳細と受けるための条件を説明します。

 

□そもそも「住宅ローン控除」とは?

この制度は新築住宅の購入の場合だけでなく、中古住宅の購入、リノベーションにも適用されます。
これらに対して住宅ローンを使用すると約10年の間、一部金額が差し引かれるという大変お得な制度です。
実際に差し引かれる金額は毎年の住宅ローンの残高の1%で、毎年の上限は約40万円となっています。
ただし、長期優良住宅、低炭素住宅の場合は約50万円です。
所得税と住民税の合計金額の内、最少額がその年の差し引き額とされます。
ただ、この制度は住宅ローンを組めば絶対に適用されるわけではありません。
この制度を受けるためには、満たす必要のある条件があります。

 

□制度を受けるために満たす必要のある条件は?

では、実際に制度を受けるために満たす必要のある条件について簡単に説明します。
まず新規住宅の購入、中古住宅の購入、リノベーションいずれの場合でも満たさなければいけない条件が以下の4つです。

・「住宅ローンの返済期間が10年以上である」
・「居住が目的で手続きの完了後の半年以内に居住する」
・「不動産登記上の床面積が50平方メートル以上である」
・「年収が3000万円以下である」

加えて現行の耐震基準のクリアとその他、購入タイプごとにそれぞれ満たさなくてはいけない条件があります。
これらの条件を満たしていることが確認できれば、あとは入居の翌年の確定申告の際に税務署にて申請できます。
それ以降は勤務先に住宅ローンの残高証明書を提出すると、年末調整の際に適用を受けられます。
一見、満たす必要のある条件がたくさんあるように感じるかもしれません。
控除条件について不安がある方は、税務署や国税庁の相談窓口に相談してみましょう。
まずは詳しく調べてみることをおすすめします。

 

□まとめ

今回は「住宅ローン控除」というお得な制度について紹介しました。
一定の条件を満たすだけで誰でも簡単に申請することができる、とてもお得な制度です。
ぜひこの機会に申請を検討してみてはいかがでしょうか。
ご不明な点がございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。

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